2020年03月31日
脊柱管狭窄症の治し方
今日は患者さんからの質問です。
「脊柱管狭窄症と診断され手術するしかないと言われています。
何か良くなる方法はありませんか?」
60代女性、鈴木さんからのご相談です。
鈴木さんありがとうございます。
脊柱管狭窄症の患者さん、とても多いですね。
手術をしても思ったより良くならず、手術しなければ良かった
などの話も聞きます。
今日は開業17年のべ20万人以上に施術してきた
ごとう整骨院で脊柱管狭窄症の方に指導している
セルフケアの方法を教えます。
その内容は
第1に腹筋の強化
第2に腸腰筋のストレッチ
第3に脊柱起立筋をほぐす運動
第4に日常生活でのちょっとしたコツ
以上です。
脊柱管狭窄症とは腰にある椎間板や靭帯が変性を起こし
神経が慢性的な圧迫を受けている状態を言います。
このように腰が反ってしまうと神経に触ってしまい
痺れや痛みが出てきます。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状は間歇性跛行です。
間歇性跛行とは座ったり寝ているときは大丈夫ですが、
歩くとだんだん痺れや痛みが出てきて歩けなくなります。
しかし、ちょっと座って休憩するとすぐにまた歩けるようになります。
これが間歇性跛行といいます。
脊柱管狭窄症が悪化すると歩ける距離が短くなります。
ひどいと5分くらいで歩けなくなってしまいます。
逆に良くなると歩ける距離、時間は伸びます。
なぜ脊柱管狭窄症になってしまうかと言うと、年齢的な問題もありますが、
多くは腹筋を使えていないことが多いです。
腹筋が使えないと腰の反りが出てしまい、脊柱管を圧迫します。
そのためまずは腹筋を鍛える必要があります。
「じゃあ、腹筋やれば治るんだな!」と思ったあなた。
あなたが考えている腹筋とはちょっと違います。
腹筋は3層に分かれていて、よく割れているのを見るのが
腹直筋と言います。脊柱管狭窄症の方に鍛えてほしいのは
この筋ではなく、一番奥にある腹横筋という筋肉です。
この筋肉は背骨からコルセットのように身体を覆っています。
役割はコルセットと同じ、腰の安定です。
その腹横筋を鍛え、腰の反りが出ないようにすることが必要です。
ちょっと調べると、体幹トレーニングなどで腹横筋を鍛えよう!
などとありますが、脊柱管狭窄症の方は体幹トレーニングは
行なわないで下さい。負荷が強すぎて悪化します。
脊柱管狭窄症の方はその前に行なうトレーニングがあります。
体幹トレーニングは体が良くなってから行なって下さい。
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第@ 『腹横筋のトレーニング』
@呼氣
口の前30cmくらいにろうそくがあると仮定して、
その火を吹き消すよう口をすぼめて息を吐く。
その際、最後まで吐ききりなるべく長く
息を吐ききった状態を保ってください。
その際おなかを触ると固いところがあると思います。
それが今回狙う腹横筋です。
この腹横筋が意思の力で固くできるようになれば
先ほど話した体幹トレーニングをやっても大丈夫です。
意志で固くならないうちは決して体幹トレーニングは
行なわないで下さい。
この呼気法を気がついたら毎日、いつでも何回でも
行って下さい。毎日やって2〜3ヶ月経つと
意思の力で腹横筋が固くできるようになると思います。
A寝て行なうトレーニング
仰向けで寝てもらい、膝を立てます。
腰の下に手を入れ、腰骨で入れた手を潰すように
おなかに力を入れて下さい。
床と腰骨で手を潰す感じです。
最初はおそらく上手に出来ないと思います。
しかし、毎日やっているうちにできるようになりますので、
こちらは毎晩寝る前におなかが疲れるまで行なって下さい。
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第A 腸腰筋について
腸腰筋は腰椎の横から出て、股関節の前を通り、
大腿骨の上部に付きます。
主な働きは脚を上げることですが、脚を固定していると
腰を前に引っ張ります。要は反ってしまうということです。
この筋肉が固いと慢性的に腰の反りが出てしまうので、
腸腰筋の柔軟性を回復させることが必要です。
『腸腰筋のストレッチ』
@ベットに仰向けになり、脚を出します。
そのままだらんと下げていれば腸腰筋のストレッチになりますが、
この際、腰が反らないよう腹筋に力を入れてやって下さい。
腰の反りが出たままやると症状が悪化します。
先ほど説明したように、腰の下に手を入れて
手を潰すようにしながら力を入れてストレッチすると
良いと思います。
左右1分ずつ、3回くらい行ないましょう。
A立ち姿勢からのストレッチ
このストレッチはバランスを崩すと危険なので
必ず両方に支えのあるところで行なって下さい。
脚を前に出し、後ろ足の膝を地面に付けます。
そして、後ろ足の股関節を地面に付けるよう
股関節の前を伸ばします。
その際少しねじるとさらに伸びやすくなります。
膝が痛くなるので、タオルなど引きましょう。
これも左右1分ずつ、3回くらい行ないましょう。
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第B 脊柱起立筋、殿筋のケア
脊柱起立筋が固いと腰の反りが出てきます。
またお尻の筋肉も固いと脊柱起立筋も固くなるので
セットでケアをして下さい。
脊柱起立筋のストレッチは脊柱管狭窄症の方には
難しいので割愛します。
背中の筋肉のケアは整骨院等で施術してもらうと
良いと思います。
『脊柱起立筋、殿筋の運動』
体育座りをして海老のように腰を曲げます。
そのまま後に倒れます。
このとき、なるべく腰の曲がりを維持したまま、
滑らかに転がるようにします。
そして元の位置に戻って下さい。
このときも腰の曲げは維持したままです。
かなり腹筋に力がいると思いますが、
頑張って下さい。
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第4 日常生活でのちょっとしたコツ
寝る時は膝を伸ばして寝ると腰の反りが出てしまい
痛くなります。寝る際は横向きで海老のように腰を丸め
寝るか、仰向けであれば膝の下にクッションを入れて
膝を立てて寝るようにして下さい。
台所や仕事で立ちっぱなしのときは
小さな台に片足を乗せているとラクです。
また、腰、お尻にホッカイロを当てて温めるのも
ラクになると思います。この際は低温ヤケドには
十分注意して下さい。
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最後に
脊柱管狭窄症は正しい骨盤と背骨の角度を覚え、
その角度をキープできるようになれば改善します。
その為には姿勢を保つ筋肉を鍛え、
腰の反りが出てしまう筋肉は柔軟性を保つことが
大切です。
姿勢を保つ筋肉ができるのには最低でも3ヶ月くらい
かかると思います。頑張って下さい。
あなたの健康を守るのはあなた自身です。
一人でも多くの方が脊柱管狭窄症から回復し
元気に生活できる事を願っています。
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